ごろーさんのアフリカ体験記

第7話【夕焼けとヒョウ、そしてカバと南十字星】

草原の動物達が、移動する中、サバンナの夕日を見て”感動”。
ほんとに、絵になるって感じで、自分がここにいるのが、
信じれないくらい、すばらしい景色です。
その時、車がストップ?
みなさんは、ラッキーです。ジョージさんの声。
見えますか?あれが、ヒョウです。
『どこ?どこ?』
指さす方向には、大きな木のシルエットがあるだけで、
ヒョウらしき物体は、見えません。
ここアンボセリでは、ヒョウは、めったに見れないそうです。
『やっぱり、いない』いや、見つけられない。
望遠レズを使って、見ていても、見つからず・・・・・。
いた!、木の上で夕日を見てる。
この表現が正しいかは別として、確かにいたのです。
それも、木の上で、黄昏てるかのように、
夕日に向かって、シルエットを映し出していました。
見事なまでに、美しい風景です。
ちょっと格好良すぎるヒョウの登場に、シャッター切りまくり。
そのうち、ヒョウは木から降りてしまって、どこかへ・・・。
車は走り出し、草原の動物達とロッジに向かいました。

すっかり日も暮れ、夕食の時間。
今日あったことを、話しながら、楽しく過ごしていると、
なんと、目の中に入ってくるのは、大きな動物の背中。
レストランからは、外が見えるようになっていて、
でもまさか、こんなに近くに来るなんて?
席を立って、正体を見るために、出ていくと、
大きな”カバ”でした。
しかし、ここには水はなく、カバが生息しそうな場所ではありません。
でも、カバなのです。それも、かなり”でかい”です。
話を聞くと、カバは夜になると、水からあがり、
草を食べに出てくるそうです。
しかし、夜は危険なため、観光は出来ず、
観光客は、水中にいるカバしか見れないのが、普通だそうです。
ここでも、ラッキーが続きました。
食事の後、星を見るためにロッジのゲート付近まで行くと、
懐中電灯の光が、僕を照らしました。
ジャンボ!の声が、
ロッジの警備員の人が、不審な僕をチェック。
星を見に来たと、話をすると、空を指さし、
『サザンクロス』と教えてくれるではありませんか。
そうです、そこには南十字星が、輝いているではないですか。
そこで、いろんな話をしてくれたのですが、
英語の苦手な僕には、チンプンカンプンで、彼の気持ちに
サンキュウ。
しかし、ケニアの空は、星がいっぱいです。
ちょうど真上に、蠍座があり、低い位置にサザンクロスがありました。
エジプト、フィンランド、ケニアどこに行っても、
星がいっぱいなのに、日本では、福井の田舎でも、
こんな、夜空を見ることが出来ません。
それだけ、空が汚れているのでしょう。
それだけ、自然から遠ざかっているのでしょう。
いっぱいの星を見ながら、食事をしているカバを考えると、
頭の中で、一枚の絵ができあがります。
サザンクロスの明かりで、草を食べるカバの姿が・・・。
 

今日はここまで、
第8話【ライオンvsハイエナ朝食バトル】
お楽しみに!
                 ”ごろーさん”