Turbo Linux でMOを使おう

LinuxでMOを使う場合について Turbo Linux 4.5 を例にとって説明します。
1)SCSIカードの組み込み
  MOを使用するには、まずSCSIカードのモジュール組み込みが必要です。
  ただし、インストール時にすでに選択組み込みしている場合は、2)へお進み
  ください。質問してもらった「ぴ」は2)からでいいとおもう・・・・。

○SCSIが動作しているかの確認
  dmesg | more <Enter>
  で起動時のメッセージを表示させます。
  その中に scsi1 と表示されていれば認識OK scsi0 と表示されていれば、
  まだ認識されていません。次は認識されていない場合について説明します。

○カーネルの再構築
  SCSIの場合、「カーネル再構築」という作業が必要になります。
  この作業は大変時間がかかり、失敗すると起動できなくなる恐れがありますので
  本当はモジュール組み込みという方法を取りたいのですが、あえて再構築してみます。
  早い話、システムを作り変える訳ですが、ご心配なく。手順は簡単です。
  ここでは Turbo Linux 4.5 を例にとって説明します。
  cd /usr/src/linux-2.2.13 <Enter>
  と入力して、Linuxのソースディレクトリに移動します。
  ここで、
  make mrproper <Enter>
  と入力し、以前の設定を一旦クリアします。その後、
  make menuconfig <Enter>
  と入力すると、一連の作業のあと「Linux Kernel v2.2.13 Configration」という
  メニューが表示されます。ここで
  SCSI Support ---->
  の項目に移動して <Enter> さらに
  SCSI low-level drivers ---->
  の項目に移動して <Enter> ここでサポートされているSCSIカードの一覧が
  表示されるので、自分のカードもしくはメーカー指定のドライバーに移動して
  <Space>を押して[ ]の中に * を表示させて <Enter>
  次に<Exit> <Exit> <Exit>
  Do you wish to save your kernel configration ?
  と表示されたら <Yes> で <Enter>
  *** Next you must run 'make dep'
  と表示されるので
  make dep <Enter>
  make clean <Enter>
  と入力します。この間、それぞれかなり時間がかかりますので、しばし御待ちを。
  以上の作業が終了したら、
  make boot<Enter>
  で、カーネル本体を構築します。(これも時間がかかります)
  次は、モジュールの構築です。
  make modules<Enter>
  make modules_install <Enter>

  以上かなり時間がかかりますから、のんびりお茶でも飲みながら進めてください。
  構築とインストール終了。これで完了。再起動して、
  上記の○SCSIが動作しているか確認を行ってください。

2)MO接続の確認
  SCSIカードは認識されているはずですから、今度はMOがどのデバイスに割り付け
  られているか確認しましょう。1)と同じく
  dmesg | more <Enter>
  で、sd? を探してください。ここではMOが sda だとします。
  MOドライブの割り付けデバイスは sda ですから、今度はマウント作業を行います。
  LinuxではWindowsのようにCDやMOのメディアを自動認識してくれません。必ず、
  マウント(接続)・アンマウント(開放)という作業が必要になります。
  たとえば、CDをマウントした状態でCDROMドライブのイジェクトボタンを押しても、
  トレイは出てこないはずです。
  さて、MOのマウントです。ここではMSDOS(Windows)フォーマットのメディアを、
  マウントします。メディアを挿入して、
  mount -t msdos /dev/sda /mnt <Enter>
  と入力してください。これまでがうまくいっていれば、
  ls /mnt <Enter>
  でMOの中のファイルが表示されるはずです。
  MOを取り出すときは
  umount /mnt <Enter>
  でOKです。

(PS)こんなもんでわかるかな「ぴ」・・・・。